子供の教育について

 

<子供が未成年のうちはいろいろ配慮が必要>

小学生以上であれば、一番大きな問題なのは姓の問題です。子供の世界はわずかなことでいじめの対象にもなりますので、気を使う必要があります。姓を変える場合、一晩でいきなり名字が変わるというのは、いかにも離婚しましたと公言しているようなものですから、もし、旧姓に戻すのであれば、学校に事情を話して、学期変わりまでは旧姓を名乗らせてもらうとかの配慮をしてもらうのが一番いいと思います。もっとも、離婚家庭は最近では珍しくありませんから、それほど好奇の目で見られることもなくなりました。親権者の姓が結婚前の姓に戻ったからといって、子の姓も変わるわけではありません。子供の姓を変更したい場合は、家庭裁判所に子の氏変更許可申立をすることになります。子の氏変更許可申立は、子供の法定代理人(親権者)がする必要がありますが、子供が15歳以上の場合は、子ども自身の判断により、子供が子の氏変更許可申立をすることができます。このあたりは離婚の際の話し合いと、子の意思も斟酌しなければなりません。

 

次に、子供が少し大きくなると、習い事をどうするかというようなことも問題になります。ほとんどの家庭では、生活するだけで精いっぱいでそこまでお金をかける余裕がないところがほとんどです。しかし、学校外での教育投資の格差が学歴の格差に、そして社会的地位・収入の格差につながるという構造ははっきりし始めていますので、贅沢なものはともかく、それを考えてあげることも必要です。特に女の子の場合にはそのあたりを離婚の際にも考慮に入れておきましょう。a0002_001085.jpg

 

<お金の問題より子供の能力をみきわめる>

上記のように低学歴⇒低収入⇒子供も低学歴…といった事実は厳然として存在しているわけですから、格差の連鎖を断ち切るために、「能力ある子供」には教育を受けさせてあげるのが親の役目であるはずです。勉強というのは向き不向きもありますし、はっきりした目的性がないかぎり続けられるものではありません。不向きの人間に無理にば年強させ、特に国家資格が取れるのでない限り、Fラン大学に行かせるのは時間と資産の無駄遣いです。ですから、その点をよく考慮に入れなければなりません。

 

<国公立はもう難しくない>

いちばん費用がかからないのが国公立大学です。授業料があがったとはいえ、私立大学と比較して文系で約2倍、理系で約3倍以上もの授業料のひらきがあります。でも国公立大学に行くには早くから塾・予備校に行かせ、長期にわたる教育投資をしなければいけないという一般的考えがあります。しかし、これは塾・予備校業界が作った伝説でして、東大・京大・一橋大・医学部レベルの話だけなのです。

 

ご存知のように国公立大学の入試にはセンター試験というものがあります。しかも、上記の超がつく難関大学以外は、センター試験の比率が6割程度を占めていて、2次試験が面接と小論文だけというところでは、ほとんどセンター試験の成績で決まりなのです。センター試験はだいたい毎年受験者平均点が5割半から6割です。通常の国公立大学に行くには学科によりますが、だいたい75%から85%ぐらいの得点が必要です。難しそうに聞こえますが、学校の試験にたとえれば、平均点60点前後の試験で80点取るのと同じなのですよ。成績表でいえば、5でなくて4の成績の得点なのです。

 

受験のプロからいえば、センター試験ほど点数をとらせやすい試験はないのです。形式は毎年同じだし、数学では答えにならない選択肢がすぐわかる問題まであるのです。公立高校で学区3番目か4番目ぐらいまでの学校に行って、学校の試験成績も普通に良ければ独学でもそれなりのところまでは持っていけます。詳細はここで述べませんが、もはや国公立大学は工夫次第で合格できるということだけは知っておいてください。

 

<奨学金はできるだけ大学からにしよう>

奨学金いろいろありますが、日本学生支援機構の奨学金を例にとりますと、高校から奨学金制度があります。大学生用には1種(無利子)とU種(有利子)があり、両方を併せて借りることもできます。国公立大ですと、1種だけでほぼ年間の授業料はまかなえます。保護者の年収制限はありますが、かなり高いのであまり気にすることはありません。いろいろと実習費用などがかかる場合に、併用して借りることもあり、その場合、卒業時には最大約300万円強の借金を背負うことになります。しかし返済期間は15年ですから、ボーナス払いを含めなくても月2.5万円程度。大卒の初任給手取りがだいたい19万円から21万円ですので、十分返済できるはずです。もっとも、初任給はなかなか上がりませんから、できることなら高校までは借りずに済ませておいたほうがいいでしょう。

 

お金の価値は経年とともに下がっていくのが通例ですから、上手く利用すれば、人生逆転も可能だということです。詳細はライフプランニングの際にお話しします。

 

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